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東南アジアから日本へ渡る猛禽、サシバをつなぐ森づくり

募金先は、 日本自然保護協会の『サシバの森づくり』

サシバとは

 サシバは、渡りをするタカで、夏に東北地方から九州の里山や山地を繁殖地として、南西諸島以南の東南アジアで越冬します。サシバは、日本の自然豊かな里山を象徴するタカであり、田んぼに生息するカエルやトカゲを獲物として、雑木林に巣をかけて子育てをします。しかし、1974年から2002年までの間に、子育てをしている地域が半減し、渡りの途中でカウントされる飛来数も年々減少していることから、環境省は2006年に絶滅危惧Ⅱ類に指定しました。

公益財団法人 日本自然保護協会とは

1949年に「尾瀬」をダム開発から守る活動からはじまり、日本の豊かな自然を後世に残すための活動を続けてきた自然保護NGOです。知床、白神山地、屋久島、小笠原 等、日本の宝と言える自然も、かつては私たちが自然保護活動を進めてきた場所です。
現在も、日本の自然を愛する方々からのご寄付や、会費によって、①絶滅危惧種とその生息地保全、②自然で地域を元気にする活動、③自然の守り手を増やす活動、を柱として、自然保護活動を進めています。https://www.nacsj.or.jp/

伊良部島・下地島 サシバの森づくり

沖縄県宮古島市(宮古諸島)は、日本で最も多くのサシバが飛来する中継地です。毎年、寒露(10月8日)の頃になると何千羽、時には何万羽ものサシバが宮古諸島の上空を舞います。この風景は昔から宮古の人達にとってなじみ深いものです。また、休息する場所は、久松、与那覇湾一帯、来間島、伊良部島、下地島に限定されており、9割が伊良部島と下地島に飛来します。つまり、伊良部島と下地島は、日本で繁殖した多くのサシバが利用する重要な中継地です。
一方で、宮古島市の森林率は15%まで減少しており、その原因として、土地基盤整備、台風等による倒木、病害虫によるリュウキュウマツの枯死などが挙げられます。また、近年は観光客の増加によるリゾート開発の勢いが強く、2015年に伊良部大橋が開通して宮古島と地続きになったことにより、伊良部島・下地島では特に開発案件が多い状況があります。
これらの状況から、地元で長年に渡ってサシバの保護活動を続けてきた宮古野鳥の会と、繁殖地・中継地・越冬地が連携したサシバ保全を進める日本自然保護協会が事務局となって、サシバの森協議会を設置し、沖縄県、宮古島市、地元小中学校と一緒に「サシバの森づくり」をはじめました。2018年10月に「サシバの森づくり基本計画書(案)」を策定し、伊良部島と下地島に現存する森林を積極的に保全することを通じて、地域の生物多様性の保全と、地域の子どもたちへの教育の機会を提供する活動を進めます。
現在、下地島内の県有地及び市有地の約1.2haをサシバの森として設定するべく、関係者との調整を進めています。

皆様から頂いたご支援は、より多くの「サシバの森」を設定し、保全管理と教育活動を推進するための費用として活用致します。日本を代表するサシバの中継地で、サシバが安定して休息できる森づくりを進めるために、皆様のご支援をよろしくお願い致します。










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問い合わせ先

TEL:090-7633-2002
E-mail:birdthon@yahoo.co.jp

運営

 主催:
 学生バードソン 2019 実行委員会
 

 協賛:
 (株)日本フードエコロジーセンター

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