?変わったネーミング?

“ワークショップ”から“ワークキャンプ”へ

今では「ワークキャンプ」という名称は定着していますが、実は一昔前までは「ワークショップ」と呼ばれていました。「どうして変わっちゃったの?」と思いますよね?!
そこで、真意、真相に迫りました!


いつからそう呼んでたの?  

.A.Nが鶴居で現在のスタイルのボランティアを始めた1992年当初から「ワークショップ」と呼んでいました。「ワークショップ」という言葉は、街づくりや演劇、美術などの分野でよく使われているものです。特に1994年から1995年にかけては「ワークショップ」という言葉が世間で広く飛び交っていたのです。「ワークショップ」と呼んでいたことに深い意味はなく、F.A.Nは流行を先取りしたのかも?

そもそも「ワークショップ」とは?    

    学びと創造のスタイル


 
“ワークショップ”に必要な3つのキーワード
”参加”みんなが主役、先生がいるわけではなく、
一方通行のやり取りではない。

             
”体験”
頭だけでなく心身共に。 

”グループ”
みんなと分かち合い、お互いに刺激をもらう。

例えば、“街づくりワークショップ”として公園を作ることになったとします。今までは行政が指示をするだけで、市民のニーズに合わせられませんでした。しかし、ワークショップによって、市民を集めて意見を聞いて、子供や老人、大人などと立場の違う人のニーズを共有し合った、より市民の求めるものに近い公園を造ることができるのです。

どうして「ワークキャンプ」に?
確かにF.A.Nの「ワークキャンプ」はワークショップの
“参加”して“体験”し、“グループ”で作業を行うという、3つのキーワードの要素を含 んでいました。しかし、F.A.Nがやりたいものは、自分たちで何かを生み出すというより、あくまで現地の自然保護ためのボランティアだったので、第三者に誤解を招く表現になってしまうということで、1996年の夏からネーミングを変えることになりました。今までと特に内容が変わったわけではないのですが、ボランティアで作業をするという、より実態に合った「ワークキャンプ」というネーミングになったのです。 

取材協力:瀬古 智貫(敬称略)

<土屋 史>

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