ワークキャンプって??

ワークキャンプを続ける中で・・・
ワークキャンプというものは、個人と個人の信頼関係の中にあるものと言っていいでしょう。だからレンジャーが変わったり、受け入れ先にとってのボランティアの必要性がなくなったりしたら、いつ終わりになってもおかしくないものなのです。

そもそもの始まりが、道東にボランティアがおらず、他の地域からボランティアが行く必要性があるから実施されてきたのです。地元の人ができるのであればそれがベストであり、F.A.Nの助けは要らなくなりますね。そんな需要と供給のバランス関係がワークキャンプにはあるのです。



お金のハナシ 

ぶしつけですが、聴いてみましたッ! ワークキャンプをつくった方々のうちのひとりに、お金の話を。

「ワークキャンプを始めるとき、お金をもらうということは考えなかったのですか? あるいは、そのことについてどう思いますか?」

「お金がないからボランティアを導入してワークキャンプが始まったのだから、お金をもらうという概念はまったくなかった。ただ、せっかく行くのだから様々なことを学ぼうとしたし、実際に学んできた。GIVE&TAKEの考え方で、労力を提供する代わりにやりがいをもてたし、得るものも多かった。もちろん、何を求めてボランティアに行くかは人それぞれ。持ち帰るものも個人によって違うだろう。」



F.A.N代表高橋巧一の語る『ボランティア』

「もともと、『ボランティア』とは『志願する』という意味です。既にあるものへの“参加者”としてではなく、もっと主体的に活動してほしい。自分のやりたいことを自分で企画し、自然保護の上で成果を示すことができる“コーディネーター”として活動することがF.A.Nの『ボランティア』といえますね。」

一度ワークキャンプにこられた方、その方はぜひ、次のワークキャンプや他のいろいろなプロジェクトの企画に参加してみてはどうでしょうか?
そのなかで、あなたなりの『ボランティア』の姿も見えてくるかもしれません。


取材協力;高橋 巧一 (敬称略)

<赤瀬悠甫>

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