人と自然の出会いの手だすけ
「フィールドアシスタント」という言葉を考えたのも
TC(トレーニングキャンプ)のときだ。
当初はボランティア・トレーニング・キャンプを考えたが、その当時、自然保護ボランティアという考えは広がっておらず、ボランティア=福祉ボランティアという感じが強かった。
高橋さん「先にも述べましたがこの当時はボランティアを採用していたのは福祉系の分野に限られていたし、自然保護活動というと、街頭募金や反対運動のイメージが強くありました。こういったやり方もわるくはないけど、やはり一般の人にはとっつきにくく活動として広がっていかないだろうと感じていました。若者らしくソフトなイメージがあり、自分たちのやっていることを端的に表す言葉はないかって。」
そこで、ボランティアに代わる言葉として生まれてきたのが「フィールドアシスタント」だ
このころやっていた野生の王国というテレビ番組を見ていると、アフリカの国立公園のレンジャーたちを取りまとめている人のことを
「フィールドディレクター」と呼んでいた。そして、自分達のやっている活動は、自然保護を大上段に振りかぶるのではなく、自然の治癒力を信じ、その手助けをするのが自分達の役目。自然と人との出会いの手助けをするのが自分達の役目であり、「アシスタント」なんだという考え方から、この2つを合わせ「フィールド・アシスタント」という言葉が生まれたという