NEC学生バードソン2001のご報告!
2001年6月3日(日)のNEC学生バードソン2001のご報告をいたします

霧多布湿原にて報告会を行いました!

2001年9月18日、霧多布湿原トラストインフォメーションセンターにおいて、NEC学生バードソン2001の報告会を行いました。
まず最初に、実行委員長が2年連続で霧多布湿原トラストへの募金を目的に展開したが、今年も大成功に終わることができたと、参加チーム、そして、霧多布湿原の皆さんに感謝を申し上げました。結果報告、参加チームの紹介を行い、学生バードソンの競技結果を参加者の皆さんとともに味わいました。そして、メインの募金受け渡し。実行委員長の長谷川より、霧多布湿原トラストの三膳理事長へ、皆さんの支援の結晶でもある募金の目録を手渡しました。三膳理事長からは、参加チームや募金者に心からの感謝の意と、美しい霧多布湿原を次世代の子ども達のために、いただいた募金をトラスト運動に役立てていくことなど、ご挨拶をいただきました。
その後は、懇親会。参加者同士、学生バードソンのエピソードや霧多布湿原の保全の話しなど、サケのチャンチャン焼きを食べながら、和やかなひと時を過ごすことができました。

■参加者:霧多布湿原トラスト理事(6名)、ワークキャンプ参加者(9名)、野生生物総合研究所(2名)、 霧多布湿原センター職員(1名)、霧多布湿原センター友の会(2名)、取材(学研、北海道新聞(各1名))、番屋のご主人、ペンションポーチ泊り客(2名)、実行委員・本川、長谷川、山岸、星野、鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリより(原田、音成)。
■参加チーム:釧路たんちょうクラブ(黒沢信道、津田敦)、北大野鳥研甘党会派(亀山武志)、千葉大学ガラパゴス(小林到)、Birdman(吉田菜々子)、PEACE(星野真衣)、チーム浅野(本川原基)、野田おじさまとゆかいな乙女たち(野田哲治、長岡滋雄、長岡美奈子)
NEC学生バードソン2001報告会、実行委員長の長谷川慶による挨拶です。左は、司会を務めた渋谷彩子です。 実行委員長から霧多布湿原トラストへの募金の受け渡しシーン。写真は目録で、額は124万8308円です。右側は、霧多布湿原トラストの三膳時子理事長です。
報告会後の交流会のワンシーン。今さん(漁師さん)「これが、本格チャンチャン焼きだ!」本川「めっちゃうまいっす!チャンチャン焼きサイコーっス!!」みんな「今さんかっこいいよね〜」 交流会にて、集合写真。総勢30人をこえる熱い会でした。さらっと撮影してるけど、実はそうそうたる?面々だったりします。


ご協力ありがとうございました!
開催日:2001年6月3日(日)
参加チーム数:27チーム
(学生18チーム、社会人9チーム)
募金者数:1,517人
募金額:1,248,308円


実行委員長より


学生バードソンとしての活動は今年で13回目になり、NECから協賛していただけるようになってから7回目を迎えました。毎年様々な場所に募金をし、学生が大きな成果を残してきましたが、今回の募金先は前回に引き続き「花の湿原」と呼ばれる北海道の霧多布湿原でした。
さて、このような経緯で行われた今回の学生バードソンにおいて、自分の中に1つ大きな目標を立てていました。今までの学生バードソンの累計募金額を出してみると、なんとやっく890万円ほどなのです。「これは、あと110万円で累計1000万円突破するではないか!」と思い、「他に大きな節目はないが、この累計1000万円を何とか突破できるようにがんばってみよう」と考えました。
しかし、「同じ場所に続けて募金した場合、前回より金額を上げるのは難しいのでは?(前回107万円)むしろ減ってしまうの可能性が高い気がする」という話が出て、「やはり、今回で累計1000万円突破するのは無理なのかな」と内心不安になりながら学生バードソンが進んで行きました。
前回(2000年)の学生バードソンで確保できた湿原は、4.6ヘクタールと東京ドームと同じくらいの広さです。今回の募金、1,248,308円を元に、また同じくらいの湿原を買い上げることができると思います。ぜひ、一度霧多布に訪れて湿原を見て欲しいと思います。
 これだけの広さの湿原を買い上げられるのは、今回の学生バードソンに参加してくれたチームの皆さんや実行委員会のメンバーの多大な努力のおかげだと思います。皆さん本当にありがとうございました。
 そして、今回も学生バードソンに協力してくださることを快く了承してくださった霧多布湿原トラストの方々、協賛していただいた日本電気株式会社の方々、みなさまのおかげで今回の学生バードソンも大きな成果を残すことができました。心から感謝の意を表したいと思います。

NEC学生バードソン2001実行委員長 長谷川慶


チーム紹介と合わせてご覧ください!

成績・総合順位
総合順位はチームの確認種類数・募金額・募金者数の順位をすべてポイント化して、その合計ポイントの小さい順から順位を決定しています。

学生チーム

総合順位 チーム名 所  属 確認種類数 募金者数 募金額 総合P
優勝 廃人倶楽部あっけら館渦潮課 帯広畜産大学自然探査会 94(1) 183(1) 95,416(1) 3
2位 SAS(シャグマアミガサタケの先駆者) 帯広畜産大学自然探査会 77(4) 111(5) 50,774(4) 13
3位 右上がり爆走隊 麻布大学野鳥研究部 44(13) 177(2) 57,781(2) 17
3位 森の番人〜もうもう〜 麻布大学野鳥研究部 57(8) 119(4) 31,013(5) 17
5位 Team.K.B.W.C 慶応義塾大学野鳥の会 44(13) 132(3) 57,777(3) 19
6 北里大学自然界部 北里大学自然界部 66(5) 18(12) 28,039(7) 24
7 Birdman 千葉大学尾瀬の会 56(10) 46(6) 17,692(10) 26
8 熱血友の会 北里大学 60(7) 38(9) 6,845(11) 27
9 うみんちゅ 麻布大学野鳥研究部 52(12) 45(7) 22,500(9) 28
10 あきんちょパー 麻布大学野鳥研究部 42(15) 42(8) 28,950(6) 29
11 チーム亀井静香 弘前大学野鳥の会 63(6) 24(11) 3,163(14) 31
12 北大野鳥研甘党会派 北海道大学野鳥の会 82(2) 10(14) 2,166(16) 32
13 チーム浅野(仮) 学生バードソン実行委員会 24(17) 33(10) 26,372(8) 35
14 WES有志 酪農学園大学野生動物生態研究会 78(3) 1(18) 2,000(17) 38
15 千葉大学ガラパゴス 千葉大学ガラパゴス 55(11) 4(17) 4,000(13) 41
16 トリミニンゴールド 弘前大学野鳥の会 57(8) 5(16) 717(18) 42
17 幸せの青い鳥 東邦大学 39(16) 8(15) 6,240(12) 43
18 PEACE! 神奈川大学環境サークル「PEACE!」 20(18) 11(13) 2,378(15) 46
合   計 1,007人 443,823円


社会人チーム

総合順位 チーム名 所属 確認種類数 募金者数 募金額 合計P
優勝 始祖鳥を探せ! シャープ(株) 61(3) 211(1) 127,100(2) 6
2位 釧路たんちょうクラブ 日本野鳥の会釧路支部 88(2) 59(4) 117,310(3) 9
3位 すごいよ知床チキンバニー 知床自然センター 95(1) 36(5) 85,425(4) 10
アジアクラブ 日本野鳥の会国際センターボランティア 30(8) 103(2) 307,241(1) 11
5 東京湾干潟ウォッチャーズ 社会人&大学院生混合 44(6) 80(3) 51,200(5) 14
6 僕が空を飛んだ理由(わけ) F.A.N新社会人 45(5) 9(6) 17,100(7) 18
7 ベイシティーターン 東京港野鳥公園グリーンボランティア 48(4) 1(8) 7,869(9) 21
8 野田おじさまとゆかいな乙女たち 霧多布湿原トラスト 39(7) -(※) 43,140(6)(※) 22
9 土ん米(どんまい) 会社員チーム 18(9) 6(7) 16,000(8) 24
合   計 505人 772,385円
※ トラストインフォメーションセンターの募金箱より

総評
学生バードソンの順位は確認種類数・募金額・募金者数の総合力で競われます。今年の学生バードソンは、例年にない激戦が繰り広げられました。確認種類数が関東勢でも非常に高いレベルで競い合われ、募金額も前回をより大きく上回る金額を、みなさんに集めてもらいました。
そんな中、「廃人倶楽部あっけら館渦潮課」が去年同様、3部門とも1位という文句無しの成績を上げ、見事、総合優勝に輝きました。2位は、確認種類数、募金額、募金者数で全てコンスタントに高い成績を収めてくれた「チームSAS」が飾りました。「右上がり爆走隊」と「森の番人」の2チームが同率3位で入賞を果たしました。麻布大学同士の競争でしたが、仲良く入賞という結果になりました。今回5位という結果に終わった「K.B.W.C」は募金額、募金者数が3位だったのですが、確認種類数で伸び悩み今回の結果になりました。募金額は「右上がり爆走隊」とわずか4円差だっただけに非常に残念です。次回の参加に期待したいと思います。
と、いうわけで、今回で、三冠優勝を2年連続達成の「廃人倶楽部あっけら館渦潮課」のみなさん、本当におめでとうございました。