2004年夏のワークキャンプ

ウトナイ湖サンクチュアリ

チーフコーディネーター 冨岡 優子(玉川大学3年)

(写真は一番下にあります!)

<開催地> (財)日本野鳥の会ウトナイ湖サンクチュアリ(北海道苫小牧市)

<開催期間> 2004年8月14日(金)〜18日(水)

<スケジュール>
8月13日(木)
    大洗フェリーターミナル18時30分発
  フェリー内で献立表作成/アイスブレイク
 
8月14日(金)
   フェリー内でウトナイ湖勉強会
  苫小牧フェリーターミナル13時15分着
  ウトナイ湖サンクチュアリでWC全体のオリエンテーション・買出し
  (夜)懇親会!

8月15日(土)
     ☆作業開始☆
  作業 : 募金箱作り {材料を揃え}
  (夜)レンジャーセミナー
  (夜)自然保護セミナー
  
8月16日(日)
    作業 : 募金箱作り { 組み立て }
  (夜)ナイトハイク

8月17日(月)
    (午前) 作業 : 木材解体
  (午後) 野外セミナー(担当 岡本レンジャー)…美々川源流・勇払原野
       野外セミナー振り返り・作業振り返り
    (夜) 打ち上げ!

8月18日(火)
   (朝) 早朝ハイク
     大掃除
       ワークキャンプ全体の振り返り
      終了・解散

<活動内容・成果>
 ★募金箱作り
 ★木材解体
 ★野外セミナー

☆募金箱作り☆
今回の作業は、レンジャーさんが苫小牧市内のお店などにお願いをして置いてもらうための募金箱を20個作成しました。
まず、どうしたら作業が効率よく進むかを皆で考え、募金箱の側面になるアクリル板を切る人、募金箱の上下となる木材を切る人、募金箱の側面になる棒を切る人の3班に分かれて作業をしました。
20個分の材料がそろったら、いよいよ組み立て!組み立てるときも、どうしたら効率よく、また失敗せずに組み立てることが出来るか、皆で考え試行錯誤しながら作りました。そして、目標の20個見事完成!!みんなで、話し合って効率よく作業が出来たので、予定より早く終わることが出来ました。
一つの作業をする上で、皆で話し合い、どのように作業を効率よく進めていくかを考えることの大切さを学ぶことが出来ました。

☆木材解体☆
ネイチャーセンターで使っていた古い看板などの木材が放置されていたので、それを解体し、ネイチャーセンターの回りを綺麗にしました。その前まで募金箱作りと精密な作業だったので、皆思う存分解体していました!レンジャーさんがやりたくても手が回らなかった仕事だったみたいなので、こんな作業でもレンジャーさんのお手伝いになるということと、レンジャーさんがいかに忙しいのかをうかがいしれました。

☆野外セミナー☆
野外セミナーとは、ウトナイ湖周辺の環境について現地で勉強し、実際に現場へ行って肌で感じるセミナーです。今回は半日にかけて、ウトナイ湖を取り巻く自然やウトナイ湖と周りの自然とのつながりの現状を視察するために、美々川源流、ウトナイ湖入り口、弁天沼周辺をレンジャーさんに案内していただきました。
フェリー内でウトナイ勉強会を行って、千歳川放水路計画や苫小牧東部開発のことを勉強していたので、実際に現場を自分の目で見て、より一層多くのことを感じ、考えることができました。
美々川源流の美しさ、しかし、その美々川の水ですら近くに養鶏場があるために人間が飲めるほど綺麗ではないことに、みんな衝撃を受けました。そして、人間と自然が近いところでの自然保護の難しさを考えさせられました。


〜参加者の声〜
●山田 将弘(やまだ まさひろ 日本大学法科大学院1年)

大学院の環境法の授業でラムサール条約登録地のウトナイ湖に興味を持ち、FAネットークの友人にワークキャンプを紹介してもらったことが、参加のきっかけでした。

ワークキャンプの活動に取り組むにあたって、勉強会がありました。ウトナイ湖勉強会・自然保護セミナーでは、ウトナイ湖の動植物の多様性、ラムサール条約登録の経緯に加えて、住民運動による千歳川放水路計画の中止について勉強することができました。特に千歳川放水路計画の中止については、住民の自然保護に対する意識、行政による情報公開、環境NGOの関与可能性などさまざまな問題が関連していることを知りました。
 
今回の作業は募金箱作りでした。募金箱を多く作って、レストランやホテルといった様々な場所に設置してもらうことで、自然保護活動継続に不可欠な資金の問題を解決するだけでなく、多くの人にウトナイ湖・自然保護の重要性を知ってもらうことができます。事前の勉強会で学習していたため、募金箱作りの意義を認識して、集中して取り組むことができました。限られた時間の中で一から作るため、メンバー同士で意見を出し合っての創意工夫が必要でした。
 
募金箱作りが一段落して、自然をゆっくりと見る機会がありました。ネイチャーセンターからウトナイ湖の白鳥などを見ることができましたが、ナイトハイクでは昼間とは違うウトナイ湖を知りました。とても静かな中、空を見上げると、最初は雲がかかっていましたが、風が吹くと徐々に雲が晴れて星空が見え、東京ではとても見られないきれいな星空に感動しました。
 
レンジャーさんに案内していただいての野外セミナーは、よい勉強の機会だっただけでなく、作業完成後のリフレッシュにもなりました。美々川の源流に入り、湧き水に初めて触れ、車でさらに移動した後での弁天沼では鳥の生態・渡りの調査のためのバンディングが行われている場所を見ました。
 
今回のワークキャンプが充実したものになったのは、メンバーのみんなによるところが大きかったと思います。勉強会での真剣な議論の態度、作業・共同生活の場面での自主的な姿勢から、自分もしっかり取り組もうと思えました。

最後になりましたが、この貴重な機会を提供してくださったFAネットワークの皆さん、ウトナイ湖サンクチュアリのレンジャーさん、ワークキャンプのメンバーに心からお礼を言いたいと思います。ありがとうございました。


●種延 奈美(たねのぶ なみ 千葉大園芸学部緑地・環境学科2年)
初めてのワークキャンプで不安だったけど、私にとってとてもいい経験になったというのを実感してます。

私は今回のワークキャンプまでウトナイ湖の存在も知らなかったし、ましてやそこが重要な場所だということなど知りもしませんでした。当たり前のことですが、自分が知らないところでことは進んでるってことを痛感しました。また岡本さんが言っておられたとおり本質を知ることはつらいことだと思いました。

今回の経験で、もっと勉強したいと思ったし野鳥にも興味がわいてきました。かなり自分にとってよい刺激になりました。全体を通してはみんな和気靄々と楽しくできてよかったです。ありがとうございました。

♪ワークキャンプ中のはみだしと様子♪
・苫小牧のフェリーターミナルで北海道を一人旅していたY君と合流!これで全員集合だぁ!!
・夜はみんなでオリンピック観戦☆柔道の谷選手、野村選手、金メダルおめでとー!
・夜の飲みで恋愛トーク♪その途中Yっち逃走?!
・レンジャーセミナーでは、レンジャーさんの以外な一面や過去が明らかに!!


行きのフェリー内でセミナー中。

木材解体作業。なかなか釘が抜けないのです。
美々川の源流に進入。「あそこからも水が湧いてるよ。」 弁天沼に到着。すぐ近くに工場があるなんて信じられない
募金箱作りもいよいよ大詰め。「とりゃー穴よ開けー」 募金箱完成!レンジャーさんと一緒に記念写真☆