2001年夏のワークキャンプ

霧多布湿原

チーフコーディネーター 湯瀬 一隆

★開催地 : 霧多布湿原 霧多布湿原センター・霧多布湿原トラスト
         (北海道浜中町)

★開催期間 : 2001年9月12日〜20日

★活動内容・成果:
当地でのワークキャンプは、昨年に引き続き二度目の開催となります。

今回のワークキャンプの活動内容

○作業   @榊町湿地復元プロジェクトへの参加
        Aベニエの垣根作り
        B仲の浜木道の補修 

@榊町湿地復元プロジェクトとは?
  霧多布湿原トラストが取り組む湿地復元プロジェクト。湿地を復元するためのノウハウを学び、今後に生かしていくことを目的としています。具体的には、まず、榊町にある廃屋を解体し、地下に敷き詰めてある砂利を撤去する。すると、ある程度の深さで、水が湧き出てくる。そして、植生がそこでどのような過程で復活していくのかのデータを取る。といった感じで進みます。僕達は、データを取る前までをお手伝いしました。

Aベニエの垣根作りとは?
  霧多布湿原センター前に、やちぼうず木道という観察路があるんですが、そこへの道がわかりにくい!!というご意見が多く寄せられたので、垣根の道を作りました。その際、伐採された木を用いて道を作りました。垣根の間にちょっとした生き物が住めるし、木の有効利用という面から見てもイケてるし、、かなりの自信作です。
ちなみに、この道は、「なかよし小径」と名づけられました。みなさん、愛してください!

B仲の浜木道の補修とは?
  霧多布湿原トラストの周辺にある仲の浜木道は、霧多布で最も古い木道です。この木道が最近腐ってきてしまい、安全面で不安があるので、トラストの方々と一緒に、木道の補修・新設を行いました。新設によって、琵琶瀬木道と仲の浜木道がつながって、今まで以上に快適に湿原をのぞくことができるようになりました。

以上の3つの作業を完成させました。また、大きなイベントとして、学生バードソンの贈呈式を行いましたが、それについてはバードソン報告会をご参照ください。そのほかにも、地元の方による勉強会や、多くのさしいれなどなど、大変あたたかく迎えて頂き、無事、キャンプの日程を終了することができました。ありがとうございました。

★参加者の様子:
  非常に和気あいあいとした雰囲気でした。今回は、セミナーに力を入れていたこともあって、参加者一同、自然保護への新たな決意を胸に帰路についたようです。

★ハプニング:
  出発日の、「東京を台風直撃!」に始まり、ハプニング続きでした。作業面、セミナー面、生活面、書ききれないくらいたくさんありました。そんなハプニングを体験したいあなた!、ぜひぜひ霧多布ワークキャンプをお勧めします。悪いハプニングはないよ!!

★はみ出し:
  ワークキャンプ最終日のことです。霧多布最寄りの茶内駅を出発し、空の便で羽田空港に到着。「あ〜あ、終わっちゃったな〜」とつぶやき、ふと考えてみると、、、なんとこの日に東京に帰ってきたのは、チーフ一人だけでした。みんなそれぞれに北海道に残っていて、この日の霧多布居残り組は、オールで盛り上がっていたそうです。チーフネタで・・・。ちょっとお寒い?はみ出しでした。

★一言:
以上、文章として書いてきましたが、霧多布ワークキャンプには、とても書き記せないほどの魅力が詰まっています。これはぜひ、実際に参加してみないとね!

これからワークキャンプに参加する方々へ、霧多布をお勧めします。


                      
「どう、あたしの丼は?」「だてに、イクラとタラコをのっけて
ないわよ!」釧路、和商市場での一コマ。
なかよし小径で記念撮影。左の方は、キャンプ中にお世話になっ
た湿原センターの長岡さんです。
仲ノ浜木道の補修作業。「ほら、頑張れ!」 霧多布湿原をバックに「ばんざ〜い!」。琵琶瀬展望台にて。
炎のセミナー!!眠い中、頑張りました。
テーマは、「自然保護」。
豪華な食事。これも差し入れのおかげです。