光が丘サンクチュアリープロジェクト


1990〜99年の間、FAは『都立光ヶ丘公園バードサンクチュアリー』でアルバイトをしていた。光ヶ丘公園は小規模ながらも都市公園の中に自然環境を復元した空間で、様々な生き物がすみ、気軽に身近な自然を観察できる場所だ。

しごと内容
@調査
 ラインセンサス(野鳥の調査)と報告書作成。
A休日の利用指導
 来訪者に自然解説を行った。ショートプログラム「オオタカとカモ」「アオサギと食性」など20数種類の他、個別対応や新しいプログラム作りも行っていた。
B自然情報の壁新聞作り
 壁新聞は、愛好家から縮小版を作ってくれとのラブコールがあるほど人気で、実際に縮小版を作成して配布した。
C環境管理
 環境を維持するためのしごと。実験的に、「カワセミの来やすい環境を作る」ということで池の水をいったん抜いてブラックバスを駆除し、小魚などを入れる、ということもしたようだ。また、カワセミやコチドリをよびよせる環境はどのようなものか作ってみたりもした。
    
はじまり
小河原孝生さん(生態保全と環境教育の第一人者)から光ヶ丘で土曜、日曜、祝
日にバイトをしないかというお誘いを受けた。 
最初は、高橋ら三人でやってていてこれを、FAの事務所(世田谷)の運営資金とした。
光ヶ丘は東京都の公園で、管理は日本野鳥の会が行っていた。
その後、まじめに遅刻をしないで行ったことが評価され、光ヶ丘の計画は全面的に日
本野鳥の会からF.A.Nに委託された。受託金は200万円であった。
 スタッフがアルバイトしてFAの運営資金を稼ぐとともに、後輩を誘って勉強する場
にもしていた。FATW(Field Assistant Training Works)を行ったこともある。他の公園(東京港野鳥公園など)を見学し、展示を参考にしたりした。

当時目指したものは?
他のところに負けないように、との気持ちでやっていた。
公園が良くなったら嬉しいとの思いで、技術は未熟だが、それなりに一生懸命やっていた。プロではないけれどアットホームなフィールドでやっていて、大変だったけど勉強になった。